GUIDE

テイスティングノートの書き方と記入例

テイスティングノートは、上手な感想文を書くためのものではありません。飲んだときの条件と自分が感じた印象を残し、 後日ほかのウイスキーと比較できるようにするための記録です。ここでは、短時間でも続けやすい書き方を紹介します。

1. 最初に客観的な情報を残す

感想を書く前に、銘柄名、蒸留所、飲んだ日、飲み方などを記録します。同じボトルでも、開栓直後と数か月後、 ストレートと加水後では印象が変わることがあります。比較に必要な条件を先に残しておくと、変化の理由を考えやすくなります。

  • 銘柄名と分かる範囲の商品情報
  • ストレート、加水、ロックなどの飲み方
  • 開栓時期や一緒に試した銘柄など、比較に役立つ条件

2. 「香り・味わい・余韻」を分ける

一度にすべてを文章にしようとせず、鼻で感じる香り、口に含んだときの味わい、飲み込んだ後の余韻に分けます。 最初は各項目に二つか三つの言葉を残すだけでも十分です。

短い記入例

香り: 青リンゴ、はちみつ、少し木の香り
味わい: やわらかな甘さ、後半に黒こしょう
余韻: ほのかな煙と柑橘の皮、長さは中程度

3. 強さと変化も一緒に書く

香りの名前だけでなく、「弱い」「はっきりしている」「時間とともに出てきた」といった強さや変化を添えると、 後で読み返したときに立体的な記録になります。断定せず、「〜のように感じた」と書いても構いません。

変化を含む記入例

注いだ直後はアルコールの刺激が目立つ。5分ほど置くと、洋ナシのような香りとバニラの甘さが分かりやすくなった。 数滴加水すると煙の印象は弱まり、柑橘の爽やかさが前に出た。

4. 総合コメントは「好みの理由」を書く

点数だけでは、数か月後に評価の理由を思い出せません。総合コメントには「どこが好きだったか」「どんな場面に合いそうか」 「次回は何を試したいか」を一文ずつ残すと、自分の好みを分析する材料になります。

総合コメントの例

果実の甘さと軽いスパイスのバランスが好み。食後にゆっくり飲みたい。次回は加水量を少しずつ増やして、 香りの変化を比べたい。

5. 続けるための最小フォーマット

毎回詳しく書く必要はありません。忙しい日は「香りを二語、味わいを二語、総合コメントを一文」だけ記録し、 後から追記する方法がおすすめです。項目を固定すると、記録の量が少なくても比較しやすくなります。

  1. 飲み方と日付を記録する
  2. 最初に感じた香りを二つ書く
  3. 味わいと余韻を一つずつ書く
  4. 好き・苦手と感じた理由を一文でまとめる

言葉に迷ったときは 香り・味わいの表現例と語彙集を参考にしてください。実際に記録するときは ノート登録画面から始められます。

当アプリは20歳以上の方を対象としています。体調に配慮し、無理のない範囲でテイスティングを行ってください。